「リサイクル幻想」を読み終えました
今までリサイクルってとても大切なものと信じていましたが、この本を読んでそれが間違いかも知れないことに気がつきました
元々リサイクルをなぜしなければならないかという原点に立ち返って考えると
地球の環境を保護する、資源の枯渇を少しでも遅くするための手段の1つとしてリサイクルをしなければならならいはずで、目的はリサイクルするではない
資源の枯渇、特に石油の消費で考えると
この本によると、もっとも石油を使っているのは発電のために石油を燃やすこと
ペットボトルとしての石油の消費なんて発電に比べたらとても小さい
ペットボトルをリサイクルするためにはペットボトルを作る石油の4倍の量の石油を使わねばならない
この本に書かれていることが真実ならば、リサイクルしないほうが石油の消費は少ないことになりますよね
また発電のために石油を燃やしているのだから、先にプラスチック、ビニールなどを作って、それを燃して発電した方が石油の消費量は減るはず
これも至極ごもっともな気がします
正直なところ、この本に書かれていることが全て真実かどうかなんて僕には分からないのですが、今まで信じていた事が嘘かもしれない、疑わなければならないってことが分かりました。
もちろん、この本の内容が間違っている可能性もありますが
今、同じ著者の書いた
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」を読み始めています
こちらの本では、猛毒だと信じていたダイオキシンには大した毒性はないと書かれています
正直なところ、自分で真実を検証することはできないので、何を信じるべきかも良く分からなくなってしまっています。
新聞にしろ、ニュースにしろ、書籍にしろ、ネットにしろ、どれに関しても必ず反論があり、真実は何かが本当に分かりづらい。
多分、唯一できることは1つのソースからの情報を鵜呑みにするのではなく、様々な情報を色々仕入れることなんでしょうね。
ちなみにこの著者は全面的にリサイクルを否定している訳でもないです。 単に地球規模、日本全体で、もっとも効率の良い方法をとりましょうと提案していると思います。
【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 この国のかたち・ダイオキシン編(ネットは語る/国際会議も ほか)/1章 「サリンの二倍」は筋ちがい(的の外れた脅し文句/猛毒説の根元 ほか)/2章 どこでどれだけ生まれるか(筋の通らぬ大騒ぎ/「ダイオキシン問題」のルーツ ほか)/3章 人体のダイオキシン汚染?(ローマ時代の環境汚染/からだに入るダイオキシン ほか)/4章 亡国の「ダイオキシン法」(異様な建物/畳屋さんは大弱り ほか)/5章 ダイオキシン法の誕生秘話(誕生前夜/テレビ報道の意図 ほか)/6章 つくられたダイオキシン禍(恐怖の物語/虚構のグラフ ほか)
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